クラシックを目指す馬は多くがステップレースに臨みますが、中でも知名度が高く有力馬が多く出走するのがチューリップ賞と弥生賞になります。チューリップ賞は過去にハープスターやブエナビスタ、ラッキーライラックなども制していて出世レースのひとつです。
圧倒的な1番人気が予想されているのは2018年の阪神ジュベナイルフィリーズの覇者でもあるダノンファンタジーであり、この馬はデビュー戦では敗れましたがそれ以降は3連勝中です。チューリップ賞と同じ舞台の阪神ジュベナイルフィリーズを勝っている点も注目ポイントです。
そして阪神ジュベナイルフィリーズで4着に入っているシェーングランツはこのレースでリベンジを果たそうと必死でしょう。重賞勝ち馬もあり、鞍上は好調の武豊騎手ですからあっと言わせてもおかしくないですね。
オープン特別で2戦連続3着のノーブルスコア、GIレースの舞台を経験しているメイショウショウブにも注目したいですよね。メイショウショウブは重賞のデイリー杯2歳Sで2着に入り、その時の優勝馬は朝日杯フューチュリティSの覇者でもあるアドマイヤマーズです。
そしてブランノワール、ドナウデルタなどからも目が離せません。
弥生賞は皐月賞の前哨戦として知られ、過去には名だたる名馬が制しています。2019年のこのレースに出走する馬の中で1番人気が予想されているのがラストドラフトでしょう。この馬は社台レースホースで一口あたり125万円という高額で募集されましたが、それもそのはず母は桜花賞馬のマルセリーナ、父はノヴェリスト、母父はディープインパクトという血統です。新馬戦に続いて京成杯を勝利しており、現時点で2戦2勝の無敗です。
その他には勝浦騎手が騎乗するニシノデイジーにも注目しなくてはなりません。父はハービンジャー、母父はアグネスタキオンという血統で、すでに札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを勝利し、GIのホープフルSでは3着に入っています。地味な印象が強い馬ではありますが実力があることは確かですので、弥生賞でもとても楽しみです。
その他にはデムーロ騎手が騎乗するカントルも勢いがあり、前走のセントポーリア賞を勝ち上がり4戦2勝の実績です。この馬の兄にはダービー馬のワグネリアンもいるためデビュー前から大きな注目を集めていました。
それ以外にも3戦2勝のサトノラディウスやブレイキングドーンなども気になる存在でしょう。