2020年がはじまり、競馬界も動き出しています。海外に目を向けてみると一部の地域ではまだオフシーズンが続いており、本格的に稼働していないところもあります。しかしながらアメリカなどでは大レースが開催されています。

 

今回はいくつか2020年1月の海外競馬に関するニュースを届けします。

ペガサスワールドC、ペガサスワールドCターフについて

1月25日にアメリカのガルフストリーム競馬場において高額賞金レースのペガサスワールドC、ペガサスワールドCターフが行われました。前者はダート9ハロン、後者は芝の9.5ハロンで行われました。

ペガサスワールドCを勝利したのはこれがGI初勝利となったムーチョグストで、2番人気で見事栄冠を手にしました。1番人気のハイヤーパワーは残念ながら10着に敗れ、2着にはMr Freezeが入り、優勝した馬との差は4馬身半でした。

ペガサスワールドCターフに関する情報は数少ないもののZulu Alphaか勝利。1番人気のウィズアウトパロールは11着と敗れ、2着にはマジックワンドが入っています。とにかくマジックワンドは2着が多く、これまでにこのレースを含めてGIだけでも2着が8回あります。

エンパイアメーカーが亡くなる

現役時代にアメリカで走り、ベルモントSをはじめとしたGIレースを3勝したこの馬。現役を退いた後は当初アメリカで種牡馬生活を送っていたものの、2011年の種付けシーズンから日本で本格的に活動を開始していました。またその後アメリカに戻って種牡馬生活を開始したものの、2020年の1月20日に珍しい病気により亡くなったと報じられました。

代表産駒はパイオニアオブザナイルなど。日本でも重賞を勝利したフェデラリストやエテルナミノルなどを輩出しています。とても残念なニュースですが、エンパイアメーカー産駒のパイオニアオブザナイルからアメリカ三冠馬のアメリカンファラオが出ています。そのため今後もこの血統は生き続けるでしょう。

社台ファームがインフレームドを落札

海外から様々な優秀な繁殖牝馬などを購入し輸入する社台ファームが、今年に入り早速インフレームドという馬を落札しています。525,000ドルなので、日本円でおよそ5,700万円程度。Tapit産駒を受胎している状態という点も魅力ですし、アメリカで芝のGIを制しているモーフォルツァの母という点も魅力でしょう。

 

以上のように2020年1月には様々な競馬に関するニュースがありました。

 

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