牡馬クラシック路線第一弾の皐月賞が4月20日に中山競馬場で開催されます。幾多もの名馬が勝利し、多くの馬が目指す舞台でもあるため、今年も18頭の制限がある中それを超える頭数が登録しています。
圧倒的な1番人気が予想されるのがクロワデュノールです。クロワデュノールは2歳の6月というかなり早い時期にデビューし勝利を収めたため余裕のあるローテーションが可能となりました。
2戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは後にきさらぎ賞を完勝することになるサトノシャイニングに勝利し、その後は暮れの2歳GIホープフルSまでも勝利。2歳を3戦3勝の無敗で終え、JRA最優秀2歳牡馬に選定されました。
クロワデュノールは皐月賞がホープフルS以来のレースとなりますが、新馬戦と2戦目の間隔よりも短く、休み明け実績もあるので不安はないでしょう。イクイノックスを輩出したキタサンブラック産駒ということもあり、次世代のスター候補に名乗りをあげるはず。
他にはサトノシャイニングも人気上位馬になると思われます。サトノシャイニングはクロワデュノールのみに敗れており、きさらぎ賞では後にチャーチルダウンズCを勝利するランスオブカオスを破っている点も魅力です。
鞍上の西村淳也騎手は大阪杯で2着だった鬱憤を晴らす機会であり、通算2勝目となる中央競馬GI制覇がかかっています。サトノシャイニングの父のキズナの産駒には、皐月賞馬のジャスティンミラノもいますから心強い限りです。
現時点で無敗、3戦3勝のエリキングにも要注目です。2歳時に新馬戦と野路菊S、京都2歳Sを3連勝し、11月以来のレースが皐月賞となります。この馬もサトノシャイニング同様にキズナ産駒で、母父は現役時代に英愛ダービーを制し、さらにBCターフ2勝、愛チャンピオンSなどを勝った歴史的名馬です。
2度破ったジョバンニはGIのホープフルSでは2着に入り、3月の若葉Sでは見事に勝利しています。ということは、エリキングは弱い相手に勝利してきたわけではなく、実力ある馬たちに勝ち続けてきたということですね。
上記したジョバンニも当然上位人気候補で、これまでにGIを含んで5戦し連対を外したことはありません。
それ以外には弥生賞で2着だったヴィンセンシオや共同通信杯の勝ち馬マスカレードボールも怖い存在です。ヴィンセンシオはルメール騎手が騎乗するのでかなり期待されていますし、マスカレードボールは大崩れしたホープフルS以外は全勝です。
ただホープフルSは皐月賞と同じコースが使用されるので、ホープフルSの敗因がコースによるものであれば心配は残ります。
以上のほかにも、2戦2勝のジーティーアダマン、スプリングS馬のピコチャンブラック、朝日杯FS2着のミュージアムマイルなど、楽しみな馬がたくさんいます。
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