10月13日に京都競馬場で秋華賞が、翌週の10月20日には同じく京都競馬場で菊花賞が開催されます。両方のレースとも3歳馬にとっては特別な一戦となり、京都競馬場には数多くの競馬ファンが訪れるでしょう。

まずは3歳牝馬のみが出走できる秋華賞についてみていきましょう。1番人気が予想されるのはやはりダノンファンタジーです。前走のローズSではかなりの強さを発揮しましたし、過去の実績を見ても納得の人気でしょう。スプリンターズSで敗れた川田騎手もここで借りを返したい!と思っているはず。

他には、阪神ジュベナイルフィリーズで2着、桜花賞とオークスでともに3着のクロノジェネシスも怖い存在です。恐らくこのままであれば2番人気くらいに推されると思います。勝手なイメージですがバコ産駒は、3歳春シーズンよりも秋シーズン以降の方が強くなるイメージもあります。

他にはオークスでは3番人気に推されながら9着に敗れたコントラチェックも上位人気となりそうです。この馬はフラワーCを制し、6戦3勝という実績を誇ります。

それ以外にもカレンブーケドール、上り馬のサトノダムゼル、2歳時から素質を見せているビーチサンバなども侮ってはいけません。夏の間に大きく力をつけた思わぬ馬が台頭する可能性があることも頭に入れておいてください。菊花賞は舞台が芝3000m。恐らくすべての馬が3000mという距離を経験したことはないでしょう。

サートゥルナーリアが別路線に向かうので、この年代の2番手でもあるヴェロックスに注目が集まります。神戸新聞杯ではサートゥルナーリアに完敗しましたが、2着を確保している点も評価できます。父がジャスタウェイなので距離が不安視される可能性もありますが、母父はMonsun。なんとかなりそうな気もします。

そしてヴェロックスと人気を争うのがセントライト記念を勝ったリオンリオンです。この馬は父がルーラーシップでスタミナも十分ありそうで、鞍上は怖い怖い横山典弘騎手です。彼の作戦により思わぬ勝利があってもおかしくはないでしょう。他には神戸新聞杯3着のワールドプレミアや上り馬のホウオウサーベルなどにも注意したいです。

近年は菊花賞の存在感が低下しているとはいえ、やはりクラシックの最終レースとして十分過ぎる権威を誇っています。次世代のスターホースになる可能性のある馬もいるかもしれません。ですので、是非ともレースをご覧ください。

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