2020年の2月にも日本の競馬界において、様々な出来事がありました。大きく報道されるものもあれば、陰に隠れるようにして目立たないニュースもあるので、いくつか紹介していきます。

藤田菜七子騎手が骨折

2月15日の小倉開催においてレース中に落馬し、病院に搬送された藤田菜七子騎手。アイドル的な存在の彼女ですが、この落馬の結果、左鎖骨を骨折していることが分かりました。本来であればサウジアラビアで開催されるレースに出走するはずでしたが、残念ながらそれは今年は叶うことはありませんでした。しかし彼女の回復力は非常に早く、無事手術も終了し、3月の終盤にはレースでの騎乗も再開できるようです。それにしても騎手の方は仕事柄頻繁に怪我をされますが、驚異的なスピードで復帰されますよね。

新型コロナウイルスによる無観客競馬開催

中央競馬・地方競馬とも、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために無観客競馬の開催をはじめました。全国的に大きな広がりを見せつつある状況なので致し方ありません。競馬場だけではなく、ウインズをはじめとした施設にも立ち入ることはできません。しかしながら競馬自体は開催され、馬券購入もインターネットで可能です。これによって即PATへの申し込み件数が飛躍的に増えたといわれています。

ホクショウマサルが31連勝を達成

ばんえい競馬を代表する馬でもあるホクショウマサル。今回対戦した相手はこれまでとは比較にならないくらい強い馬でしたが、結果は優勝でした。2着のソウクンボーイに8.8秒差をつける圧勝です。これからはより強い馬との戦いになると思いますし、積載する重量も増えてきます。そんな中それを克服できれば、真の最強馬になれると思います。

カフェファラオが衝撃的な強さを発揮

2月23日に開催されたヒヤシンスS。1番人気はカフェファラオでしたが、スタートで出遅れてしまいます。ある意味では致命的なほどの出遅れでしたし、徐々に馬群に取りつくも普通であれば厳しい状況です。いつの間にかポジションを上げ、4コーナーを回る頃には中団あたり。最後の直線に入ると本格的に追い出され、粘り込みを見せる馬たちを尻目に抜け出し、2着のタガノビューティーに1馬身4分の1差をつける完勝。出遅れがあってこの結果なので、怪物級の強さだといえます。

以上のようなニュースがありました。やはり新型コロナウイルスによる無観客競馬というのが特に大きな話題でしたが、他にも様々な関心事がありました。皆様、是非ともネット上に溢れている競馬関連のニュースをご覧ください。

関連記事:「七騎の会・競馬セブンから見る競馬予想情報